「斎さん、何言ってるの?私達、もう結婚してるのよ?」 「ああ・・・そうだったな。」 俺は一体何を口走っているんだか・・・。 でも仕方が無いじゃないか。 環が綺麗で可愛い過ぎるのが悪いんだ。 「いいじゃないか。プロポーズは一回きりと誰が決めたんだ?」 「それはそうだけど・・・」 環はまだ笑っている。 「ほら、行くぞ。」 葉山は環の右手の指に自分の指を絡ませた。 そして、まだ自分が環を遠くから見ているだけだった日々のことを思い出していた。