「ほーんと男っていつまでも子供みたいな言い合いするわよねえ。」
「ほんとですね。」
「でも葉山さん、ほんとに変わったのよ。以前は仕事一筋の堅物人間だったんだから。あの人あのまま歳を取っていくのかしらってダンナと心配していたの。環さんみたいな彼女が出来て良かったわあ。」
「小出さんと翼さんもすごくお似合いです。」
「そう?」
翼はカナッペを一口食べると、嬉しそうに微笑んだ。
「あの人、あんなおちゃらけてるけど、根は真面目なのよ?浮気なんて一回もしたことないし。ていうか浮気したら殺すって言ってあるから。」
「あはは!」
環は思わず笑ってしまった。
「まあ葉山さんは絶対に浮気しそうにないから、まったく心配いらないけどね。」



