「と、ここまでは上司としての苦言です。」 「・・・・・・。」 一転、葉山は柔らかい笑顔で環を包み込んだ。 「何かあったんですね。俺に話してみてください。」 「いえ・・・いつも社長に頼るわけにはいきません。」 「俺が頼って欲しいんです。」 葉山は強い口調で言った。 「貴女が辛い思いをすることは、俺の苦しみでもあるんです。」 葉山に強く肩を掴まれ、環は潤んだ瞳で葉山を見上げた。