花言葉はピュア ー敏腕社長は百合のような彼女を守り抜くー


「友恵は環ちゃんや斎君と話しているときだけは、病の辛さを忘れられたみたいでね。斎君には学校のこと、クラブ活動のこと、環ちゃんという親友がいることも話していたわよ。」

「私のことも?」

「そう。しょっちゅうお見舞いに来てくれる稲沢環っていう優しい友達がいるって・・・環ちゃんが作ってくれたクッキーを友恵と斎君ふたりで食べているときもあったわ。」

「・・・・・・。」

そんな頃から葉山に存在を知られていたことに、環は驚きと切なさで胸がいっぱいになった。

そしてその頃の葉山に会ってみたかったと素直に思った。