日記の最後のページには少ない行数で文字が書かれていた。 それは環へのメッセージだった。 『環。俺の勝手な行動で迷惑をかけてごめん。一人にして本当にごめん。でもこれからの人生でお前を心から愛する人が必ず現れるはずだ。どうか幸せになって欲しい。太一』 「お兄ちゃん・・・」 環はその日記を抱きしめ、泣き崩れた。 もしかして葉山は、兄太一と寺島勇次の哀しい関係に気づいていたのかもしれない、と環は思った。