花言葉はピュア ー敏腕社長は百合のような彼女を守り抜くー


環は真奈美が帰ると、すぐに太一の卒業アルバムを探した。

えんじ色のそのアルバムを見つけるのには少々時間がかかった。

そのアルバムはまるで隠すように、本棚の奥深くに仕舞われていた。

痛いくらいに心臓が早まり、環は葉山の写真を目を皿のようにして探した。

学生時代の太一、そして寺島勇次、さらにいまさっき会った真奈美の写真もみつかった。

しかし肝心な葉山の写真はどこにも載っていない。

他のクラス、さらに他の学年時の写真もひとりひとり丁寧に確認した。

しかしそのどこにも葉山の姿を見つけることは出来なかった。