『気にしないで』って、沙耶佳ちゃんは言ったけど、私、気にしてなんかないよ。
ただ…小鳥遊くんと一緒にいたことに、びっくりしちゃっただけだもん。
自分の心に言い聞かせた。
教室に入っても、沙耶佳ちゃんとは会話もせず自分の席へそのまま向かう。椅子に座っても、呼吸を整えても胸のモヤモヤは消えてはくれない。
気にしてないもん…。
机の上にうつ伏せて目をつむっても、鮮明に記憶から甦るのは、沙耶佳ちゃんと小鳥遊くんの姿ばかり。
目頭が熱くなった時、頭上から優しい声が私に向かって降ってきた。
「おはよ」
「お、はよー…」
がばっ、と勢いよく起き上がって、目に映るのは小鳥遊くんの姿で、理由もなく涙が出そう。
小さな挨拶は、周りの音によって掻き消される。
学校ではじめて声をかけてくれた小鳥遊くんに、胸がきゅって痛い。いつもは、私から挨拶してたから。嬉しいはずなのに、痛い。
どうしよう。
小鳥遊くんと話しただけで、顔がぼわわって熱くなった。
ただ…小鳥遊くんと一緒にいたことに、びっくりしちゃっただけだもん。
自分の心に言い聞かせた。
教室に入っても、沙耶佳ちゃんとは会話もせず自分の席へそのまま向かう。椅子に座っても、呼吸を整えても胸のモヤモヤは消えてはくれない。
気にしてないもん…。
机の上にうつ伏せて目をつむっても、鮮明に記憶から甦るのは、沙耶佳ちゃんと小鳥遊くんの姿ばかり。
目頭が熱くなった時、頭上から優しい声が私に向かって降ってきた。
「おはよ」
「お、はよー…」
がばっ、と勢いよく起き上がって、目に映るのは小鳥遊くんの姿で、理由もなく涙が出そう。
小さな挨拶は、周りの音によって掻き消される。
学校ではじめて声をかけてくれた小鳥遊くんに、胸がきゅって痛い。いつもは、私から挨拶してたから。嬉しいはずなのに、痛い。
どうしよう。
小鳥遊くんと話しただけで、顔がぼわわって熱くなった。



