あたしが事件にあってもう2ヶ月くらいたって、身体の傷は少しあとを残してきえた。

学校では夏休みも終わって二学期が始まっていた。

あたしは、事件の恐怖で家の外に出られなくなっていた。

毎日茉利子や涼弥が迎えに来てくれているけれど、身体が震えて吐き気が止まらない。

先生は毎日電話をくれて、あたしの勇気づけてくれる。

先生は笑っていつも言ってくれる。

「優香のペースで治していけば良いよ。優香、好きだよ。だから、無理するなよ??」

あたしが元気になれる魔法の言葉。

あたし、強くなるよ??だからもう少し待ってて??