先生と初めてたくさんおしゃべりした次の日。

あたしは羽坂くんに告白の返事をしようとあの中庭で待っていた。

遠くのほうから羽坂くんが歩いて来るのが見える。あたし達は目が合うとぎこちなく微笑んだ。

「田山、久しぶりだな。」
「うん、そうだね…。あのね!!聞いて欲しいことがあるの!!」

言ったとたんにに羽坂くんの顔が強ばるのがわかった。

「この前の告白の返事なんだけど…。長く待たせちゃってゴメンなさい。」

「良いよ。それだけちゃんと考えてくれてたんだろ??」

「うん。でね、ずっと考えてあたしが出した結論を言うね。」

「……おぅ……。」

「あたしは羽坂くんと……