翌日以降、約束通り5人で部活を見学しに行った。
 部活動が休みの水曜を除いた、金曜までの3日間をかけて、男女混合になる予定の部だけでなくて、ひと通り全ての部を見て回った。
 どの部に行っても、真剣だし、楽しそうだった。

 特に男女混合になる部を見学させてもらっているときには、自分がそこにいたら……と、想像してみた。
 私には、もちろん得手不得手がある。
 だけど、どこの部に入っても、それなりにやっていけそう。

 どこでも『初心者歓迎』って言ってもらえたのが大きいのかも。
 大会やコンクールで上位を目指している部だってあった。
 そんな部でさえも、全員が同じ目標でなくていいんだって。
 きっと建前なんかじゃない。

 つくづく月ヶ丘とは違うなと感じる。
 とりわけ英語弁論部とは──