最強乙女と無敵ヤンキー



 「そこまで笑わないでくださいよ」

 「だって熊を倒したってやばいだろ」

 「そうは言っても7割型じっちゃんが仕留めたようなものですから」

 「じっちゃん呼びかよ。ほんと見た目とはギャップが激しすぎる」

 「どうせガサツですよ」

 「そう言ってるんじゃないって」


 “ふん”なんて拗ねてソッポを向いたら、妹さんにするのと同じ仕草で頭を撫でられた。楽しそうにクスクス笑いつつ。

 子ども扱いされてるみたい。でも、嬉しい。そして堪らない。このお兄ちゃん感。


 どうしよう。困った。ユイさんのことが好きかも知れない。かもというか絶対に好きだ。


 伝える?でも、振られたら気まずいし。両思いなんて、どうすればなれるの?教えてよ、じっちゃん。


 そんな気持ちでいっぱいになりながら、私はユイさんの家で美味しいホットケーキを頂いたのだった。