「おい、起きろよ!」 という声で、ハッと目を覚ました。 見知らぬ天井。その視界に、ヤヨイの顔があって、タバコを咥えていた。 「仕事だ」 当たり前ながら、昨日あったことは夢ではなかったんだと思った。少し腰が痛い。ベッドのせいだろうか。起き上がるのがつらい。できればもう少しこのまま眠って…… パンッ! 発砲音。ヤヨイが拳銃を手にしていた。 「そのまま永久に眠らせてやることもできるんだが?」 「起きます」