生きててよかった?……そんなの到底思えるわけがなかった。
大切な親友も、男友達も、先輩も、そして先生も。
全部全部失ったのだ、私たち2人だけ生きていても嬉しいはずがなかった。
あのときは……喉が潰れ声が出なくなるんじゃないかってほど泣いた。
星郁と泣き叫んだ。
時が戻らないか。
皆が蘇らないか。
それが無理なら………いっそ、みんなと同じように死んでしまいたい。
と何度願っただろう。
それでもそれを行動に移さなかったのは。
……移せなかったのは。
星郁という幼馴染でありたった一人の同じ境遇であり……とっても眩しい存在が目の前にいたからだ。
……弱々しくても、何でも、あの時から。…いや、ずっと昔から星郁は私を助けてくれるヒーローで、
私だけのスターだったんだ___



