コネ・・・
なるほどなあ…。
「現役の騎士で、それなりに偉い奴に頼んで所属させてもらえ。国家騎士の肉体班の下っ端で充分だ。それで、役割としては、あんたの護衛係ということにしてもらえばいいさ」
「現役の騎士で地位のある人・・・?」
「俺はもう、辞めた人間だから無理だけどな。姫様だったら顔が広いから知ってるだろ」
「その人に頼めば、トペニは国家騎士になれると?」
「ああ。頼んだ相手があとはなんとかしてくれる」
「…そんなうまくいきますかね」
両手でぎゅっと服を握りしめる。
地位の高い人間が浮かばない。
太陽様の地位よりも上ということだろうか。
「前から思ってたが、あんたは姫君なのに護衛がいないこと自体、異常だ」
急に何を言い出すのか。
私の顔をのぞき込むようにサンゴさんが近寄ってきたので。
驚いて「どはあっ!」と変な声を出して体勢を崩してしまう。
「異論を唱える奴がいたら、あんたの国でどうにか出来るだろ?」
サンゴさんは視線をそらして言った。
「勿論ですわ! 今回の件に関わらず、マヒル様を傷つけるだなんて。スカジオン王国から抗議することなんていくらでも可能ですから」
既に状況を理解したのか。
力強い声でバニラが言った。
なるほどなあ…。
「現役の騎士で、それなりに偉い奴に頼んで所属させてもらえ。国家騎士の肉体班の下っ端で充分だ。それで、役割としては、あんたの護衛係ということにしてもらえばいいさ」
「現役の騎士で地位のある人・・・?」
「俺はもう、辞めた人間だから無理だけどな。姫様だったら顔が広いから知ってるだろ」
「その人に頼めば、トペニは国家騎士になれると?」
「ああ。頼んだ相手があとはなんとかしてくれる」
「…そんなうまくいきますかね」
両手でぎゅっと服を握りしめる。
地位の高い人間が浮かばない。
太陽様の地位よりも上ということだろうか。
「前から思ってたが、あんたは姫君なのに護衛がいないこと自体、異常だ」
急に何を言い出すのか。
私の顔をのぞき込むようにサンゴさんが近寄ってきたので。
驚いて「どはあっ!」と変な声を出して体勢を崩してしまう。
「異論を唱える奴がいたら、あんたの国でどうにか出来るだろ?」
サンゴさんは視線をそらして言った。
「勿論ですわ! 今回の件に関わらず、マヒル様を傷つけるだなんて。スカジオン王国から抗議することなんていくらでも可能ですから」
既に状況を理解したのか。
力強い声でバニラが言った。



