こんな広いお家は素敵だけど、
私には広過ぎて少し寂しいから、
きっと植物とか沢山増やしてしまいそう
な気がする。
「温泉旅館みたいですね。
旅行に来たみたいです。」
『確かにこの間の旅館と雰囲気が
似てるかもな。そろそろ
お風呂に入っておいで。
出たら一緒に買って来たアイスを
食べよう。』
お風呂までは檜風呂って‥‥‥。
なんて贅沢な空間なんだろう‥。
賃貸の狭い浴槽とは違って、トイレや
浴室に小窓があるのも嬉しい。
酒向さん‥‥この傷痕を見たら
苦しくなってしまうかな‥‥。
でも‥‥向き合うと決めたから、
もう隠したくない‥‥‥。
いつも通りの私を見せて駄目なら、
仕方のない事だと思うから‥‥
「酒向さん‥お風呂ありがとう
ございました。気持ちよくて
長湯してしまいました‥すみません」
ショート丈のガーゼ素材のハーフパンツ
に、お揃いのボタンダウンの半袖を
合わせた部屋着で戻ると、
キッチンに居た酒向さんが私に
コップに注いだミネラルウォーターを
渡してくれた。
『可愛いな。』
「えっ?‥ありがとうございます‥。」
そんな事を言われると、一気に喉が
乾いてしまい、コップのお水を一気に
飲み干した。
もっと気の利いた言葉を返せたら
いいとは思うけど、どう言えばいいのか
分からず恥ずかしくて俯く。
『俺も行ってくるから、ゆっくりしてて
いいよ。』
長い指が頬をすっと撫でただけなのに、
小さく体がビクっとしてしまい、
酒向さんが居なくなるとその場に
力なく座り込んでしまった
意識してはいけないのに、
どうしても意識してしまう‥‥‥。
今までどうやってこの気持ちを隠して
いられたのかと言うくらい、前面に
溢れてしまいどうしようもない。
ついでに薬を飲むと、縁側に置かれて
いた高そうな藤の枝で編まれた椅子に
腰掛けた。
昨日の今日でいきなりそんなことには
ならないとは思っていても、泊まるという事は何かがあるかもしれない‥‥
胸元の傷を手でなぞりながら、
酒向さんが来るまで、中庭を見て
色々考えてしまった。
『はい‥‥さっき買ったアイス。』
「ありがとうございま‥‥ッ‥
び、ビックリしました‥‥浴衣‥‥
は‥‥なんか‥‥ずるいです‥‥。」
湯上がりで髪の毛が下に降りている
だけでも色気が増すのに、こんなの
落ち着かせた意味がない程に
カッコ良すぎるよ‥‥‥。
私には広過ぎて少し寂しいから、
きっと植物とか沢山増やしてしまいそう
な気がする。
「温泉旅館みたいですね。
旅行に来たみたいです。」
『確かにこの間の旅館と雰囲気が
似てるかもな。そろそろ
お風呂に入っておいで。
出たら一緒に買って来たアイスを
食べよう。』
お風呂までは檜風呂って‥‥‥。
なんて贅沢な空間なんだろう‥。
賃貸の狭い浴槽とは違って、トイレや
浴室に小窓があるのも嬉しい。
酒向さん‥‥この傷痕を見たら
苦しくなってしまうかな‥‥。
でも‥‥向き合うと決めたから、
もう隠したくない‥‥‥。
いつも通りの私を見せて駄目なら、
仕方のない事だと思うから‥‥
「酒向さん‥お風呂ありがとう
ございました。気持ちよくて
長湯してしまいました‥すみません」
ショート丈のガーゼ素材のハーフパンツ
に、お揃いのボタンダウンの半袖を
合わせた部屋着で戻ると、
キッチンに居た酒向さんが私に
コップに注いだミネラルウォーターを
渡してくれた。
『可愛いな。』
「えっ?‥ありがとうございます‥。」
そんな事を言われると、一気に喉が
乾いてしまい、コップのお水を一気に
飲み干した。
もっと気の利いた言葉を返せたら
いいとは思うけど、どう言えばいいのか
分からず恥ずかしくて俯く。
『俺も行ってくるから、ゆっくりしてて
いいよ。』
長い指が頬をすっと撫でただけなのに、
小さく体がビクっとしてしまい、
酒向さんが居なくなるとその場に
力なく座り込んでしまった
意識してはいけないのに、
どうしても意識してしまう‥‥‥。
今までどうやってこの気持ちを隠して
いられたのかと言うくらい、前面に
溢れてしまいどうしようもない。
ついでに薬を飲むと、縁側に置かれて
いた高そうな藤の枝で編まれた椅子に
腰掛けた。
昨日の今日でいきなりそんなことには
ならないとは思っていても、泊まるという事は何かがあるかもしれない‥‥
胸元の傷を手でなぞりながら、
酒向さんが来るまで、中庭を見て
色々考えてしまった。
『はい‥‥さっき買ったアイス。』
「ありがとうございま‥‥ッ‥
び、ビックリしました‥‥浴衣‥‥
は‥‥なんか‥‥ずるいです‥‥。」
湯上がりで髪の毛が下に降りている
だけでも色気が増すのに、こんなの
落ち着かせた意味がない程に
カッコ良すぎるよ‥‥‥。



