『フッ‥‥車持って来るから、
待ってて。』
声を出したいのに、喉がカラカラで
コクコクとロボットのように頷くと、
酒向さんが笑ったあと、私の頭を
撫でると向こうに行ってしまった。
顔が近づいて来た時に
‥‥またキスされるんじゃないかって
1人で勝手に勘違いしてた‥‥‥
『新名さん、わぁ!お似合いです!
足が綺麗だから膝上丈にして
正解でしたね。
お会計は済んでますから、
こちらのショッパーに来てこられた
お洋服を入れてください。』
えっ!!!?
「お、お会計が終わってるって
ど、どういうことですか!?」
紙袋に着ていたリネンのセットアップを
無造作に入れると、店長さんにお礼を
伝え、急いで店の外に出た。
ガチャ
「酒向さん!!私こんないい服
貰えませんし、自分で払います!」
車に乗り込んだ瞬間に声を出して
訴えかけると、私の手からショッパー
の紙袋を取られ、後部座席に
置いてくれた。
散々迷惑をかけた挙句、
休日に上司に2往復までさせて、
服を買ってもらうなんて絶対に駄目!!
『君が初めて選んだ特別な1着を、
プレゼントしたかった。
ただそれだけだよ。』
「そんな‥‥それはその‥‥
嬉しいですけど、部下に対して
どうしてここまでされるんです?」
『‥‥俺にとって新名は特別だよ。
休みの日に会いたいと思うくらい
にはね。』
えっ?
「な‥‥何言ってるんですか‥‥。」
『フッ‥‥いいから素直に受け取って
おけばいい。』
頭に触れた手がそこを撫でると、
熱で赤くなっているだろう頬を
そっと手の甲で撫でた
想うくらいなら自由‥‥
相良さんがそう言ってくれたように、
私も叶えられない思いを抱いている
のに、真顔でそんな事を言われたら、
苦しい気持ちが溢れ出て胸が痛む
それからはもう何も言えなくて、
ずっと窓の外を眺めていた。
「おはようございます。」
『新名さん早いね。』
週明け、いつもよりも早く出勤をし、
誰もいない部署で週末に感じた事を元に
広告のデザインやWEBの顧客ユーザー
向けに配信しているメールなどを
作成していた。
落ち着かない時は、何かに没頭すれば
他のことを考えなくても済む
これ以上苦しい気持ちが溢れ出て
来る前に、何とかしないと‥‥
「酒向さん、チェックお願いします。」
待ってて。』
声を出したいのに、喉がカラカラで
コクコクとロボットのように頷くと、
酒向さんが笑ったあと、私の頭を
撫でると向こうに行ってしまった。
顔が近づいて来た時に
‥‥またキスされるんじゃないかって
1人で勝手に勘違いしてた‥‥‥
『新名さん、わぁ!お似合いです!
足が綺麗だから膝上丈にして
正解でしたね。
お会計は済んでますから、
こちらのショッパーに来てこられた
お洋服を入れてください。』
えっ!!!?
「お、お会計が終わってるって
ど、どういうことですか!?」
紙袋に着ていたリネンのセットアップを
無造作に入れると、店長さんにお礼を
伝え、急いで店の外に出た。
ガチャ
「酒向さん!!私こんないい服
貰えませんし、自分で払います!」
車に乗り込んだ瞬間に声を出して
訴えかけると、私の手からショッパー
の紙袋を取られ、後部座席に
置いてくれた。
散々迷惑をかけた挙句、
休日に上司に2往復までさせて、
服を買ってもらうなんて絶対に駄目!!
『君が初めて選んだ特別な1着を、
プレゼントしたかった。
ただそれだけだよ。』
「そんな‥‥それはその‥‥
嬉しいですけど、部下に対して
どうしてここまでされるんです?」
『‥‥俺にとって新名は特別だよ。
休みの日に会いたいと思うくらい
にはね。』
えっ?
「な‥‥何言ってるんですか‥‥。」
『フッ‥‥いいから素直に受け取って
おけばいい。』
頭に触れた手がそこを撫でると、
熱で赤くなっているだろう頬を
そっと手の甲で撫でた
想うくらいなら自由‥‥
相良さんがそう言ってくれたように、
私も叶えられない思いを抱いている
のに、真顔でそんな事を言われたら、
苦しい気持ちが溢れ出て胸が痛む
それからはもう何も言えなくて、
ずっと窓の外を眺めていた。
「おはようございます。」
『新名さん早いね。』
週明け、いつもよりも早く出勤をし、
誰もいない部署で週末に感じた事を元に
広告のデザインやWEBの顧客ユーザー
向けに配信しているメールなどを
作成していた。
落ち着かない時は、何かに没頭すれば
他のことを考えなくても済む
これ以上苦しい気持ちが溢れ出て
来る前に、何とかしないと‥‥
「酒向さん、チェックお願いします。」



