「勿論です。私は先に戻って温泉に
入りますからごゆっくり。」
濱田さんと優子に手を振り1人旅館に
戻る途中、美味しそうな甘味処を沢山
見つけ、またここにゆっくり来たいなと
思えてしまう
『食べたいの?』
「えっ!?さ、酒向さん、
ち、違いますよ‥‥‥
美味しそうですけど。あれ?
他の皆さんは居ないんですか?」
絶対成瀬さん達がいると思って
いただけに、辺りを見渡しても誰も
いない事に不思議に思えた
『村岡は温泉好きだから早めに
戻ったよ。』
チーム長も温泉好きなんだ‥‥。
誰だって温泉好きな人が殆どだとは
思うけど、観光よりそっちを取るとは
相当好きなんだろうな‥‥
「あ、そういえば‥その‥‥
カーディガンをかけてくださって
ありがとうございました。」
『いいよ、そんなの。
まぁ‥本人から返してもらえなかった
から驚いたけどね。』
うゔっ‥‥‥
さりげなく視線を逸らしつつも
苦笑いが出てしまう。
「さ、酒向さんは伊勢に来るのは
何回目なんですか?」
『俺?実は初めてなんだよ。』
「えっ!?私もなんですよ。
なので次はゆっくり来て美味しいもの
食べたり参拝もゆっくりしたいです」
関東に住んでると、伊勢は遠いよね‥
まだ数ヶ月しか共に過ごしてないのに、
酒向さんを東海出身だと勝手に
勘違いしてしまっていた
『フッ‥‥それじゃあ次は一緒に
またここに来ようか。』
えっ?
歩きながら旅館まで戻る途中、
石畳の階段でそう言われ固まってしまう
「また‥‥冗談はやめてくださ」
『本気だって言ったら?』
ドクン
この間からやっぱりおかしい‥‥
帰って欲しい?
とか私が答えにくいような事ばかり
試すように言うなんて。
「無駄な時間と効率の悪さを嫌う
酒向さんらしくないですよ。」
私に構ってる時間がきっといつか
1番無駄だったと感じる日が来る。
他の人に目を向ければ良かったと‥。
『生憎今はプライベートだけどな。』
えっ?
頭に軽く触れた手がそこをクシャクシャ
に撫でると、見上げた私を見下ろし
何故か嬉しそうに笑った。
『新名、浴衣が無料で選べるから、
一緒に選んでから行こう。』
「えっ?あ‥‥はい。」
少し先を歩く酒向さんを追いかけ、
ロビーの奥で浴衣を選ぶものの、
沢山種類がありすぎてよくわからない。
『まだ決まらないのか?』
「‥‥どれでもいいんですけど、
なんか私らしいのがなくて‥。」
入りますからごゆっくり。」
濱田さんと優子に手を振り1人旅館に
戻る途中、美味しそうな甘味処を沢山
見つけ、またここにゆっくり来たいなと
思えてしまう
『食べたいの?』
「えっ!?さ、酒向さん、
ち、違いますよ‥‥‥
美味しそうですけど。あれ?
他の皆さんは居ないんですか?」
絶対成瀬さん達がいると思って
いただけに、辺りを見渡しても誰も
いない事に不思議に思えた
『村岡は温泉好きだから早めに
戻ったよ。』
チーム長も温泉好きなんだ‥‥。
誰だって温泉好きな人が殆どだとは
思うけど、観光よりそっちを取るとは
相当好きなんだろうな‥‥
「あ、そういえば‥その‥‥
カーディガンをかけてくださって
ありがとうございました。」
『いいよ、そんなの。
まぁ‥本人から返してもらえなかった
から驚いたけどね。』
うゔっ‥‥‥
さりげなく視線を逸らしつつも
苦笑いが出てしまう。
「さ、酒向さんは伊勢に来るのは
何回目なんですか?」
『俺?実は初めてなんだよ。』
「えっ!?私もなんですよ。
なので次はゆっくり来て美味しいもの
食べたり参拝もゆっくりしたいです」
関東に住んでると、伊勢は遠いよね‥
まだ数ヶ月しか共に過ごしてないのに、
酒向さんを東海出身だと勝手に
勘違いしてしまっていた
『フッ‥‥それじゃあ次は一緒に
またここに来ようか。』
えっ?
歩きながら旅館まで戻る途中、
石畳の階段でそう言われ固まってしまう
「また‥‥冗談はやめてくださ」
『本気だって言ったら?』
ドクン
この間からやっぱりおかしい‥‥
帰って欲しい?
とか私が答えにくいような事ばかり
試すように言うなんて。
「無駄な時間と効率の悪さを嫌う
酒向さんらしくないですよ。」
私に構ってる時間がきっといつか
1番無駄だったと感じる日が来る。
他の人に目を向ければ良かったと‥。
『生憎今はプライベートだけどな。』
えっ?
頭に軽く触れた手がそこをクシャクシャ
に撫でると、見上げた私を見下ろし
何故か嬉しそうに笑った。
『新名、浴衣が無料で選べるから、
一緒に選んでから行こう。』
「えっ?あ‥‥はい。」
少し先を歩く酒向さんを追いかけ、
ロビーの奥で浴衣を選ぶものの、
沢山種類がありすぎてよくわからない。
『まだ決まらないのか?』
「‥‥どれでもいいんですけど、
なんか私らしいのがなくて‥。」



