帰る前にお手洗いだけ行っておこう‥
モヤモヤする気持ちで席を立ち
トイレに向かうと、総務部の女子社員
さんがパウダースペースでお化粧を
直していたので軽く頭を下げた
『ねぇ‥‥あの子よ。
酒向さんに介抱されてたのって‥。』
『今日なんて相良さんが抱き締めて
たって聞いたわ。あんな冴えない子の
何処がいいの?』
‥‥‥ワザと聞こえるように話して
いるのかそうでないのか分からない
けれど、トイレに入ったものの個室から
出にくくなってしまった。
倒れたのは私の自己管理がなって
いなかったからで、主任に迷惑をかけたのも事実だけど、相良さんのことに
関しては本人に言って欲しい‥‥
人と関わることをなるべく避けて
生きて来た時はラクだったのに、
ここに入社してからは色々降りかかる
話し声が聞こえなくなってから、そっと
個室を出ると大きな溜め息が溢れた
『新名さん少しいいか?』
デスクに座ったままの主任に戻った
途端に呼ばれ、鞄を背負うのを辞めて
駆け寄った。
『疲れてるところすまないが、
この文面だけ修正可能かな?』
えっ?
画面が見えない為、主任側にまわり
パソコンの画面を見ると、やっぱり
さっきのモヤモヤした部分だった
「良かったです。」
『良かった?どうしてそう思う?』
「自分的に納得出来てないというか、
もう少し考えたかったんです。
なのでそう言ってもらえて良かった
なと‥‥。今日少し残っても
構いませんか?」
厳しい酒向さんだから、一度で通るとは
思ってはいなかったけど、逆にこれが
掲載されてしまったらずっとモヤモヤが
取れないままだった
『病み上がりだから明日でもいいけど、
そうだな‥‥あと30分くらいにして
帰るなら許すよ。』
「はい!ありがとうございます‥ッ!」
『新名!』
パッと横を向くと、鼻がぶつかるほどの
至近距離に酒向さんの顔があり、焦って
後ろに下がろうとしたら椅子のキャスターに躓き後ろに倒れそうになる。
『大丈夫か‥‥?』
「は、はいッ‥すみません!
大丈夫ですから。」
グイッ
えっ?
抱き抱えられた状態だった為
離れようとしたのに、背中に回された
手に力が込められ、もう一度強く
抱き締められた気がしたもののすぐに
起こしてくれ立ち上がらせてくれた。
モヤモヤする気持ちで席を立ち
トイレに向かうと、総務部の女子社員
さんがパウダースペースでお化粧を
直していたので軽く頭を下げた
『ねぇ‥‥あの子よ。
酒向さんに介抱されてたのって‥。』
『今日なんて相良さんが抱き締めて
たって聞いたわ。あんな冴えない子の
何処がいいの?』
‥‥‥ワザと聞こえるように話して
いるのかそうでないのか分からない
けれど、トイレに入ったものの個室から
出にくくなってしまった。
倒れたのは私の自己管理がなって
いなかったからで、主任に迷惑をかけたのも事実だけど、相良さんのことに
関しては本人に言って欲しい‥‥
人と関わることをなるべく避けて
生きて来た時はラクだったのに、
ここに入社してからは色々降りかかる
話し声が聞こえなくなってから、そっと
個室を出ると大きな溜め息が溢れた
『新名さん少しいいか?』
デスクに座ったままの主任に戻った
途端に呼ばれ、鞄を背負うのを辞めて
駆け寄った。
『疲れてるところすまないが、
この文面だけ修正可能かな?』
えっ?
画面が見えない為、主任側にまわり
パソコンの画面を見ると、やっぱり
さっきのモヤモヤした部分だった
「良かったです。」
『良かった?どうしてそう思う?』
「自分的に納得出来てないというか、
もう少し考えたかったんです。
なのでそう言ってもらえて良かった
なと‥‥。今日少し残っても
構いませんか?」
厳しい酒向さんだから、一度で通るとは
思ってはいなかったけど、逆にこれが
掲載されてしまったらずっとモヤモヤが
取れないままだった
『病み上がりだから明日でもいいけど、
そうだな‥‥あと30分くらいにして
帰るなら許すよ。』
「はい!ありがとうございます‥ッ!」
『新名!』
パッと横を向くと、鼻がぶつかるほどの
至近距離に酒向さんの顔があり、焦って
後ろに下がろうとしたら椅子のキャスターに躓き後ろに倒れそうになる。
『大丈夫か‥‥?』
「は、はいッ‥すみません!
大丈夫ですから。」
グイッ
えっ?
抱き抱えられた状態だった為
離れようとしたのに、背中に回された
手に力が込められ、もう一度強く
抱き締められた気がしたもののすぐに
起こしてくれ立ち上がらせてくれた。



