制作部の皆さんの視線を大いに感じ
ながらも笑顔を振り撒く主任に
感謝をしつつ歩いていると、
エレベーターホールの前に到着した
さっきの服‥‥すごく可愛かったな‥‥
でもインナーにキャミソールを
合わせたとしても胸元の傷痕が
見えてしまうから私には難しそうだ‥‥
まさか主任に見られるとは思わず
正直焦ってしまったけれど、これからも
つまづいた時はこうして色々な場所に
足を運ぼうと思えた。
『シースルーのメリットは分かる?』
「メリットですか?
‥‥‥柔らかいとか、皺になりにくい
とか‥‥肌を程よく隠せるとか
ですか?」
『うん。大体はそんな感じだけど、
あとは通気性だったり、女性らしさ
、あとは逆に見せる事でスタイルを
よく見せる効果もある。』
見せる事でスタイルの良さが際立つ
なんて考えたことなかった‥‥
けど‥‥確かにそうかもしれない。
ふっくらした人が全て隠すよりも、
部分的に見せる事で透け感が出るし、
逆に痩せすぎた人にはピタッとした
服より、フワッとした素材がバランスを
取ってくれそうだ
敏腕と言われるのも納得できる‥‥。
今だってさりげなくアドバイスをして
くれた‥‥
もしかしたら数年後、また異動で
違う場所へ行ってしまうかもしれない
ことを考えると、荒木部長がおっしゃっていたように、今のうちに色々学ぶべき
だと改めて思えた
「酒向さん‥ありがとうございます。」
『フッ‥‥いい顔だ‥‥。
これなら計画書が楽しみだ。』
「えっ?‥や、辞めてくださいよ。」
声を出して笑う酒向さんにつられて
私も思わず笑ってしまうと、
エレベーターを降りる直前に頭に
軽く手が触れ、そこをクシャリと
撫でると、主任は振り返らずそのまま
歩いて行ってしまった。
‥‥‥悔しいな。
たったあれだけのことでこんなにも
まだ動揺してしまうなんて‥‥。
大きく深呼吸をした後エレベーターを
降りると、目の前から来た人に
思いっきりぶつかってしまった
『痛っ‥‥最悪‥あんただったのね。』
最悪なのはこちらの方だ‥‥
前を向いていなかった私が悪いけど、
出来れば1日に何度も関わりたくない
相手に溜め息をこぼしつつも笑顔を
向けた
「成瀬さんぶつかってすみません。
急いでますので失礼します。」
グイッ
ながらも笑顔を振り撒く主任に
感謝をしつつ歩いていると、
エレベーターホールの前に到着した
さっきの服‥‥すごく可愛かったな‥‥
でもインナーにキャミソールを
合わせたとしても胸元の傷痕が
見えてしまうから私には難しそうだ‥‥
まさか主任に見られるとは思わず
正直焦ってしまったけれど、これからも
つまづいた時はこうして色々な場所に
足を運ぼうと思えた。
『シースルーのメリットは分かる?』
「メリットですか?
‥‥‥柔らかいとか、皺になりにくい
とか‥‥肌を程よく隠せるとか
ですか?」
『うん。大体はそんな感じだけど、
あとは通気性だったり、女性らしさ
、あとは逆に見せる事でスタイルを
よく見せる効果もある。』
見せる事でスタイルの良さが際立つ
なんて考えたことなかった‥‥
けど‥‥確かにそうかもしれない。
ふっくらした人が全て隠すよりも、
部分的に見せる事で透け感が出るし、
逆に痩せすぎた人にはピタッとした
服より、フワッとした素材がバランスを
取ってくれそうだ
敏腕と言われるのも納得できる‥‥。
今だってさりげなくアドバイスをして
くれた‥‥
もしかしたら数年後、また異動で
違う場所へ行ってしまうかもしれない
ことを考えると、荒木部長がおっしゃっていたように、今のうちに色々学ぶべき
だと改めて思えた
「酒向さん‥ありがとうございます。」
『フッ‥‥いい顔だ‥‥。
これなら計画書が楽しみだ。』
「えっ?‥や、辞めてくださいよ。」
声を出して笑う酒向さんにつられて
私も思わず笑ってしまうと、
エレベーターを降りる直前に頭に
軽く手が触れ、そこをクシャリと
撫でると、主任は振り返らずそのまま
歩いて行ってしまった。
‥‥‥悔しいな。
たったあれだけのことでこんなにも
まだ動揺してしまうなんて‥‥。
大きく深呼吸をした後エレベーターを
降りると、目の前から来た人に
思いっきりぶつかってしまった
『痛っ‥‥最悪‥あんただったのね。』
最悪なのはこちらの方だ‥‥
前を向いていなかった私が悪いけど、
出来れば1日に何度も関わりたくない
相手に溜め息をこぼしつつも笑顔を
向けた
「成瀬さんぶつかってすみません。
急いでますので失礼します。」
グイッ



