『成瀬さんどういうこと?』
隣のデスクの村岡チーム長が何事かと
席を立つと、成瀬さんがそのファイルを
慌てて違うファイルの下に隠した
『やぁだ、私ったら間違って
置いちゃったのかしら。
新名さんごめんなさいねぇ‥‥。』
「分かってればいいんですよ。
今後は気をつけてくださいね。
チーム長、大きな音を立てて
すみませんでした。」
成瀬さんに笑顔を向けてからチーム長に
頭を下げると、眉間に皺を寄せた視線を
目の前から感じつつも背を向けてデスク
に戻った
もう‥‥やられっぱなしでいたくない。
弱々しい自分じゃなく、ちゃんと
自分の足だけで立てるようになりたい。
「すみませんでした。」
『ううん、ナイスだよ。私が言っても
良かったけど頑なに新名さんに
断られてたから言ってるとこ見れて
私の方がスッキリした。
もうこれで流石に来ないでしょ。』
だといいですけどね‥‥‥。
粘着質なタイプで、見えるところしか
頑張ってこなかった彼女が、これから
どう動くのかは分からないけど、
もう負けたくない‥‥。
午前中は溜まっていたアンケートや
大型連休の売れ筋などをチェックし、
来月から売り出される夏物の新商品の
広告内容を考えていた
近年流行してきたシアートップスは
他社でも多く取り扱われている
既に撮影が終わっている商品の
データをパソコンで見ながらも、
自社にしかないコンセプトで売り出す
必要がある為、いつもかなり悩む
一回製品を手に取ってみないと
難しそうかもしれない。
その日はデスクで自作のお弁当で
済ませると、主任のデスクに向かった
「酒向さん、新製品の素材を実際
見たいので製品開発部に行って来ても
いいでしょうか?」
『構わないが、理由を聞いてもいい?』
「製品を実際手に取ってみたいんです。
類似品が多い時代なので、サイトを
見てみたいと思えるメール内容に
したいんです‥。」
私には着ることが出来ないタイプの服
だからこそ手に取って確かめたい‥‥
本来なら自分が購入して着れば1番
なのだけど、胸元が透けてるから
難しいと思ってしまった。
『分かった。俺も一緒に行くよ。』
えっ?
『どうした?』
「さ、酒向さんも行くんですか?」
『部下の仕事を把握するのも仕事だよ。
ほら行こう。』
隣のデスクの村岡チーム長が何事かと
席を立つと、成瀬さんがそのファイルを
慌てて違うファイルの下に隠した
『やぁだ、私ったら間違って
置いちゃったのかしら。
新名さんごめんなさいねぇ‥‥。』
「分かってればいいんですよ。
今後は気をつけてくださいね。
チーム長、大きな音を立てて
すみませんでした。」
成瀬さんに笑顔を向けてからチーム長に
頭を下げると、眉間に皺を寄せた視線を
目の前から感じつつも背を向けてデスク
に戻った
もう‥‥やられっぱなしでいたくない。
弱々しい自分じゃなく、ちゃんと
自分の足だけで立てるようになりたい。
「すみませんでした。」
『ううん、ナイスだよ。私が言っても
良かったけど頑なに新名さんに
断られてたから言ってるとこ見れて
私の方がスッキリした。
もうこれで流石に来ないでしょ。』
だといいですけどね‥‥‥。
粘着質なタイプで、見えるところしか
頑張ってこなかった彼女が、これから
どう動くのかは分からないけど、
もう負けたくない‥‥。
午前中は溜まっていたアンケートや
大型連休の売れ筋などをチェックし、
来月から売り出される夏物の新商品の
広告内容を考えていた
近年流行してきたシアートップスは
他社でも多く取り扱われている
既に撮影が終わっている商品の
データをパソコンで見ながらも、
自社にしかないコンセプトで売り出す
必要がある為、いつもかなり悩む
一回製品を手に取ってみないと
難しそうかもしれない。
その日はデスクで自作のお弁当で
済ませると、主任のデスクに向かった
「酒向さん、新製品の素材を実際
見たいので製品開発部に行って来ても
いいでしょうか?」
『構わないが、理由を聞いてもいい?』
「製品を実際手に取ってみたいんです。
類似品が多い時代なので、サイトを
見てみたいと思えるメール内容に
したいんです‥。」
私には着ることが出来ないタイプの服
だからこそ手に取って確かめたい‥‥
本来なら自分が購入して着れば1番
なのだけど、胸元が透けてるから
難しいと思ってしまった。
『分かった。俺も一緒に行くよ。』
えっ?
『どうした?』
「さ、酒向さんも行くんですか?」
『部下の仕事を把握するのも仕事だよ。
ほら行こう。』



