好きな人になら尚更見られたくないと
思うのは正直な気持ちだ‥‥
服さえ脱がなければみんな普通に
接してくれるから、私はそれだけで
今はもう十分な気がしている
「約束したから‥ご飯食べないとね‥」
お父さんに送ってもらう途中で
寄ってもらったスーパーで食材も
買ってきた為、掃除を済ませたあと
タブレットで簡単な料理を検索していた
ピンポーン
えっ?
振り返ったモニターに映っていた人に、
音が漏れないように両手で口元を
押さえたあと、すぐにスマホの音が
鳴らないように音量をオフにする
すぐさま開けっぱなしにしていた
窓にしまったと思いつつも、眠って
いたと思ってもらえればいいと
その場に座り込むと予想通りスマホが
着信を告げた
お願い‥‥帰って‥‥‥‥
ごめんなさい‥‥‥
せっかく来てくれたのにこんな対応しか
出来ない私に、もうこれ以上構わないで
‥‥‥
モニターに今も映っているかもしれない
酒向さんの方を怖くて見れず、
着信が鳴り止むまでずっと目を閉じて
膝を抱え、インターホンと着信が途絶え
てからも暫くそのまま動けなかった
心臓の移植手術を終えて、毎日免疫抑制薬を飲んではいるけれど、いつ心臓の
状態が悪化し、突然死する可能性だって
あると朝日先生に言われた事がある。
移植後、不正脈が頻繁に起こり
拒絶反応があった私は、近年は落ち着いているものの、またいつあの頃のように急変するかも分からないのだ。
そんな状態なのに、酒向さんの側にいて
万が一そうなってしまった時、
悲しい気持ちにさせてしまうかと
思うと苦しくてたまらない‥‥
友達と言ってくださったのに、
私の中ではとっくに特別な人になって
しまっているのにも気付いてる‥‥
だからこそこれ以上近づきたくない‥
着信履歴に残った酒向さんの名前に、
嬉しいのに出る事が出来なかった私は
心の中で何度も謝った
どれくらいそうしていたか分からず、
疲れていたのか膝を抱えたまま
本当に眠ってしまったいたようで、
目覚めた時に手からすり抜けて落ちた
スマホの画面にメッセージを見つけ
慌てて開く
「‥‥ッ!!!」
立ち上がり急いで玄関のドアを開けると
そこに立っていた人を見ただけで、
堪えきれない涙が溢れてしまう
『フッ‥‥‥‥体調はどう?』
あれから少なくとも1時間以上は
経ってる‥‥。
それなのに‥‥‥
ずっとここで待ってるという
メッセージを見たら体が勝手に動いて
しまったのだ
思うのは正直な気持ちだ‥‥
服さえ脱がなければみんな普通に
接してくれるから、私はそれだけで
今はもう十分な気がしている
「約束したから‥ご飯食べないとね‥」
お父さんに送ってもらう途中で
寄ってもらったスーパーで食材も
買ってきた為、掃除を済ませたあと
タブレットで簡単な料理を検索していた
ピンポーン
えっ?
振り返ったモニターに映っていた人に、
音が漏れないように両手で口元を
押さえたあと、すぐにスマホの音が
鳴らないように音量をオフにする
すぐさま開けっぱなしにしていた
窓にしまったと思いつつも、眠って
いたと思ってもらえればいいと
その場に座り込むと予想通りスマホが
着信を告げた
お願い‥‥帰って‥‥‥‥
ごめんなさい‥‥‥
せっかく来てくれたのにこんな対応しか
出来ない私に、もうこれ以上構わないで
‥‥‥
モニターに今も映っているかもしれない
酒向さんの方を怖くて見れず、
着信が鳴り止むまでずっと目を閉じて
膝を抱え、インターホンと着信が途絶え
てからも暫くそのまま動けなかった
心臓の移植手術を終えて、毎日免疫抑制薬を飲んではいるけれど、いつ心臓の
状態が悪化し、突然死する可能性だって
あると朝日先生に言われた事がある。
移植後、不正脈が頻繁に起こり
拒絶反応があった私は、近年は落ち着いているものの、またいつあの頃のように急変するかも分からないのだ。
そんな状態なのに、酒向さんの側にいて
万が一そうなってしまった時、
悲しい気持ちにさせてしまうかと
思うと苦しくてたまらない‥‥
友達と言ってくださったのに、
私の中ではとっくに特別な人になって
しまっているのにも気付いてる‥‥
だからこそこれ以上近づきたくない‥
着信履歴に残った酒向さんの名前に、
嬉しいのに出る事が出来なかった私は
心の中で何度も謝った
どれくらいそうしていたか分からず、
疲れていたのか膝を抱えたまま
本当に眠ってしまったいたようで、
目覚めた時に手からすり抜けて落ちた
スマホの画面にメッセージを見つけ
慌てて開く
「‥‥ッ!!!」
立ち上がり急いで玄関のドアを開けると
そこに立っていた人を見ただけで、
堪えきれない涙が溢れてしまう
『フッ‥‥‥‥体調はどう?』
あれから少なくとも1時間以上は
経ってる‥‥。
それなのに‥‥‥
ずっとここで待ってるという
メッセージを見たら体が勝手に動いて
しまったのだ



