『飾らないナチュラルな君らしい
いい部屋なんだろうな。』
不覚にもまたドキッとしてしまい、
慌てて視線を逸らす
飾らない私って‥‥褒めてるのか
努力した方がいいのかどっちだ?
オシャレは嫌いじゃないけど、
メイクはいつも最低限で日焼け止め
くらいしか付けていないし、
ヘアスタイルだって肩につかないくらいのボブで可愛げさえない
それにここには‥‥‥
『新名さん、着いたよ。』
「‥えっ?‥ここって‥‥もしかして
パティスリーですか?」
閑静な住宅地の中にある店舗からは
淡い光が外に溢れ、木製の看板が
ライトアップされている
『君‥‥‥甘いものが好きだろう?
山岸さんと前に話してるのが
聞こえた。‥‥先週が誕生日
だったんだろう?』
えっ?
車から降りてお店のドアの前に立つ
主任の顔を見上げてしまう
「あの‥‥まさか私の誕生日の為に
ここに連れて来てくれたんですか?」
『そうだよ。友達なのにお祝いすら
出来てなかったし、企画を
頑張っていたから終えるまで待って
てね。ようやく来れたんだよ。』
‥‥なんて人だ‥‥。
誕生日なんて‥‥ちゃんとお祝い
してもらったことなんて久しぶり過ぎて
記憶も薄れてる。
今まで生きてる事が良かったのか
それすら分からないままだったのに、
出会ってまだ1月しか経っていない
人にそんな事を言われるなんて‥‥
『新名さん?‥』
「ッ‥‥すみませ‥‥サプライズに
ビックリして‥‥‥ありがとう
ございます。」
目頭が熱くなり、見られたくなくて
俯く私の頭にそっと触れて来た手が
その場所を優しくポンポンと触れた後、
何度か撫でてくれ、不覚にも上司の
前で涙が出てしまった
チリン
『あの‥‥あと少しでお店が閉まって
しまいますがお客様ですか?』
ドキッ
中から開けられたドアの向こうに立つ
可愛らしい店員さんと目が合い、
主任から慌てて離れる
感極まって忘れてたけど‥‥
店の真ん前で泣くなんて
何て迷惑なんだろう‥‥。
営業妨害にもなりかねない。
『すみません、彼女とケーキを
見てもいいですか?誕生日の
お祝いをしたくて。』
『ッ!!は、はい!!勿論です!』
前屈みになって店員さんと話す主任に、
顔が真っ赤に染まる姿が、またここにも
主任のファンが増えたと確信する
彼女なんて言わなくてもいいのに。
変な意味に捉えられるから
普通に会社の後輩とか友達で十分だ。
『ど、どうぞ!!』
いい部屋なんだろうな。』
不覚にもまたドキッとしてしまい、
慌てて視線を逸らす
飾らない私って‥‥褒めてるのか
努力した方がいいのかどっちだ?
オシャレは嫌いじゃないけど、
メイクはいつも最低限で日焼け止め
くらいしか付けていないし、
ヘアスタイルだって肩につかないくらいのボブで可愛げさえない
それにここには‥‥‥
『新名さん、着いたよ。』
「‥えっ?‥ここって‥‥もしかして
パティスリーですか?」
閑静な住宅地の中にある店舗からは
淡い光が外に溢れ、木製の看板が
ライトアップされている
『君‥‥‥甘いものが好きだろう?
山岸さんと前に話してるのが
聞こえた。‥‥先週が誕生日
だったんだろう?』
えっ?
車から降りてお店のドアの前に立つ
主任の顔を見上げてしまう
「あの‥‥まさか私の誕生日の為に
ここに連れて来てくれたんですか?」
『そうだよ。友達なのにお祝いすら
出来てなかったし、企画を
頑張っていたから終えるまで待って
てね。ようやく来れたんだよ。』
‥‥なんて人だ‥‥。
誕生日なんて‥‥ちゃんとお祝い
してもらったことなんて久しぶり過ぎて
記憶も薄れてる。
今まで生きてる事が良かったのか
それすら分からないままだったのに、
出会ってまだ1月しか経っていない
人にそんな事を言われるなんて‥‥
『新名さん?‥』
「ッ‥‥すみませ‥‥サプライズに
ビックリして‥‥‥ありがとう
ございます。」
目頭が熱くなり、見られたくなくて
俯く私の頭にそっと触れて来た手が
その場所を優しくポンポンと触れた後、
何度か撫でてくれ、不覚にも上司の
前で涙が出てしまった
チリン
『あの‥‥あと少しでお店が閉まって
しまいますがお客様ですか?』
ドキッ
中から開けられたドアの向こうに立つ
可愛らしい店員さんと目が合い、
主任から慌てて離れる
感極まって忘れてたけど‥‥
店の真ん前で泣くなんて
何て迷惑なんだろう‥‥。
営業妨害にもなりかねない。
『すみません、彼女とケーキを
見てもいいですか?誕生日の
お祝いをしたくて。』
『ッ!!は、はい!!勿論です!』
前屈みになって店員さんと話す主任に、
顔が真っ赤に染まる姿が、またここにも
主任のファンが増えたと確信する
彼女なんて言わなくてもいいのに。
変な意味に捉えられるから
普通に会社の後輩とか友達で十分だ。
『ど、どうぞ!!』



