「はぁ‥‥お腹いっぱいです。」
『君は小柄なのに意外にも沢山
食べるから驚くよ。何より美味しそう
に食べる姿が見てて飽きないな。』
「変なとこ見ないでくださいよ。
それじゃあお疲れ様でした。
ご一緒できて楽しかったです。」
『家まで送るから予定がなければ
一件だけ付き合ってくれないか?』
えっ?
「‥‥私でいいんですか?」
車のキーを取り出した主任が、
私を見下ろしまた軽く頭を撫でてくる
もう一件って‥‥食事じゃないよね?
お腹は満たされたからそんなにもう
食べれないしなんだろう‥‥
『フッ‥‥君じゃなければ誘って
ないよ。行こうか。』
だからそういうところなんだけどな。
言っても仕方のない事だから言わない
けれど、そういう台詞は好きな人に
言うべきだ。
友達ならもっと軽く
誘ってくれた方が気楽に行けそうだけど、年齢も違うしジェントルマンな
酒向さんならではの態度かもしれない
「ありがとうございます。」
主任が助手席を開けてくれたので
断れず頭を下げてから乗ると、
行き先が告げられないまま車は
走り出した。
以前は後部座席からだったから、
今日は距離がかなり近く感じ、主任の
横顔がよく見える。
彼女でもないのに助手席に乗ったことの
申し訳なさと居心地の悪さで、やっぱり
後ろに座れば良かったと後悔する
『ん?どうかした?』
「いえ‥‥あ‥えっと‥酒向さんは
GWは東京に戻られるんですか?」
週末が明けた先の水曜日から7連休の
休みが今年はあるGW。
アパレル業界は寧ろ忙しいけれど、
ショップのスタッフではない為、
本社や支社はお休みになるのだ。
『3日間ほどは戻る予定だよ。
新名さんは?予定はあるのか?』
「えっ?私は特に‥‥‥‥。
本の整理と植物化している部屋を
整えるくらいです。
面白みもなくてすみません‥。」
こういう時に旅行します!とか
友達とランチしたり出掛けますなんて
事が言えたら会話も続くんだけど、
本当の事だから仕方ない
主任はお墓参りに行かれるんだろう。
今でも大切って言ってみえたから‥。
『本と植物か‥‥いい部屋だな。』
「えっ?本当にそう思ってます?
可愛げのない部屋ですよ‥‥」
疑いの眼差しで主任を見ると、
交差点で車が赤信号の為停まり、
薄暗い空間で、主任の綺麗な顔が
私を見て小さく笑った
『君は小柄なのに意外にも沢山
食べるから驚くよ。何より美味しそう
に食べる姿が見てて飽きないな。』
「変なとこ見ないでくださいよ。
それじゃあお疲れ様でした。
ご一緒できて楽しかったです。」
『家まで送るから予定がなければ
一件だけ付き合ってくれないか?』
えっ?
「‥‥私でいいんですか?」
車のキーを取り出した主任が、
私を見下ろしまた軽く頭を撫でてくる
もう一件って‥‥食事じゃないよね?
お腹は満たされたからそんなにもう
食べれないしなんだろう‥‥
『フッ‥‥君じゃなければ誘って
ないよ。行こうか。』
だからそういうところなんだけどな。
言っても仕方のない事だから言わない
けれど、そういう台詞は好きな人に
言うべきだ。
友達ならもっと軽く
誘ってくれた方が気楽に行けそうだけど、年齢も違うしジェントルマンな
酒向さんならではの態度かもしれない
「ありがとうございます。」
主任が助手席を開けてくれたので
断れず頭を下げてから乗ると、
行き先が告げられないまま車は
走り出した。
以前は後部座席からだったから、
今日は距離がかなり近く感じ、主任の
横顔がよく見える。
彼女でもないのに助手席に乗ったことの
申し訳なさと居心地の悪さで、やっぱり
後ろに座れば良かったと後悔する
『ん?どうかした?』
「いえ‥‥あ‥えっと‥酒向さんは
GWは東京に戻られるんですか?」
週末が明けた先の水曜日から7連休の
休みが今年はあるGW。
アパレル業界は寧ろ忙しいけれど、
ショップのスタッフではない為、
本社や支社はお休みになるのだ。
『3日間ほどは戻る予定だよ。
新名さんは?予定はあるのか?』
「えっ?私は特に‥‥‥‥。
本の整理と植物化している部屋を
整えるくらいです。
面白みもなくてすみません‥。」
こういう時に旅行します!とか
友達とランチしたり出掛けますなんて
事が言えたら会話も続くんだけど、
本当の事だから仕方ない
主任はお墓参りに行かれるんだろう。
今でも大切って言ってみえたから‥。
『本と植物か‥‥いい部屋だな。』
「えっ?本当にそう思ってます?
可愛げのない部屋ですよ‥‥」
疑いの眼差しで主任を見ると、
交差点で車が赤信号の為停まり、
薄暗い空間で、主任の綺麗な顔が
私を見て小さく笑った



