『‥‥‥慧‥慧‥‥ごめんなさい‥‥
私の両親がしたことなの。
会いたかった‥やっと会えた‥‥』
『紫乃‥‥』
慧‥‥‥
まるで、ずっと離れ離れだった愛しい
人を抱き締める恋人のようだと思えた
のは、2人の気持ちが同じように
重なって見えたからかもしれない‥‥
私が本で読んだような、恋人同士が
そういう気持ちだったように‥‥
どうしよう‥‥ここに居たら
ダメな気がするのに、突然のことで
足が固まって動いてくれない‥‥
胸が苦しくて動悸がし始め、ようやく
動いた足に力を入れると、部屋に戻り
薬を震える手で飲み込んだ
落ち着け‥‥ゆっくり呼吸しないと‥‥
目を閉じると先程の2人が脳裏に
浮かび、泣きたくないのに目頭が
熱くなる
まるで、昨日のことが本当に夢のような
時間だったのではと思う世界に、
荷物を手に取ると、サンダルを手に
裏口から外に出て、その場を逃げ出した
あの人が誰かも分からないけど、
酒向さんにとって会いたかった人に
違いなくて、間違っていなければ
亡くなったと思っていた人?‥‥
その人がどうしてここに来たのかも
私には分からないし、亡くなった人が
蘇るなんてことは私がどんなに願っても
起きなかった奇跡だ‥‥
一途に思っていた人だとしたら‥‥
「ッ‥‥‥」
亡くなった後、無気力でダメになる程
悲しみに暮れたって言ってた‥‥
あの頃は、私が彼女と変わってあげられ
たらと思っていたのに‥‥‥
「なんで‥‥今日だったのかな‥‥ッ」
家に帰って、万が一酒向さんが
来てしまったら困る‥‥。
そう思い、スマホを取り出しお父さん
に電話をかけると、すぐに着信に
気付いてくれたのか繋がった
「お父さ‥‥苦しい‥‥助けて‥‥」
それ以上歩くことが出来ないくらい
苦しくなり、位置情報でお父さんが
迎えに来るまで道の端に座り壁に
もたれていた。
『紗英!薬は!?』
「‥飲んだ‥‥ごめんなさい‥‥
迷惑かけて‥‥」
お父さんの声を聞いたら、我慢していた涙が一気に溢れ、安心したのか、
呼吸が少しだけラクになっていく
『このまま念の為病院に連れてく。
いいね?』
こんな時でも、酒向さんのことを考えて
しまう自分が、思っている以上にこの
短期間で依存していたことが分かった
だって‥‥無理だよ‥‥
あんな人‥多分、今後生きてても
現れないと思うから‥‥‥
お父さんに支えられ病院に着くと、
念の為そのまま1日入院することに
なった。
私の両親がしたことなの。
会いたかった‥やっと会えた‥‥』
『紫乃‥‥』
慧‥‥‥
まるで、ずっと離れ離れだった愛しい
人を抱き締める恋人のようだと思えた
のは、2人の気持ちが同じように
重なって見えたからかもしれない‥‥
私が本で読んだような、恋人同士が
そういう気持ちだったように‥‥
どうしよう‥‥ここに居たら
ダメな気がするのに、突然のことで
足が固まって動いてくれない‥‥
胸が苦しくて動悸がし始め、ようやく
動いた足に力を入れると、部屋に戻り
薬を震える手で飲み込んだ
落ち着け‥‥ゆっくり呼吸しないと‥‥
目を閉じると先程の2人が脳裏に
浮かび、泣きたくないのに目頭が
熱くなる
まるで、昨日のことが本当に夢のような
時間だったのではと思う世界に、
荷物を手に取ると、サンダルを手に
裏口から外に出て、その場を逃げ出した
あの人が誰かも分からないけど、
酒向さんにとって会いたかった人に
違いなくて、間違っていなければ
亡くなったと思っていた人?‥‥
その人がどうしてここに来たのかも
私には分からないし、亡くなった人が
蘇るなんてことは私がどんなに願っても
起きなかった奇跡だ‥‥
一途に思っていた人だとしたら‥‥
「ッ‥‥‥」
亡くなった後、無気力でダメになる程
悲しみに暮れたって言ってた‥‥
あの頃は、私が彼女と変わってあげられ
たらと思っていたのに‥‥‥
「なんで‥‥今日だったのかな‥‥ッ」
家に帰って、万が一酒向さんが
来てしまったら困る‥‥。
そう思い、スマホを取り出しお父さん
に電話をかけると、すぐに着信に
気付いてくれたのか繋がった
「お父さ‥‥苦しい‥‥助けて‥‥」
それ以上歩くことが出来ないくらい
苦しくなり、位置情報でお父さんが
迎えに来るまで道の端に座り壁に
もたれていた。
『紗英!薬は!?』
「‥飲んだ‥‥ごめんなさい‥‥
迷惑かけて‥‥」
お父さんの声を聞いたら、我慢していた涙が一気に溢れ、安心したのか、
呼吸が少しだけラクになっていく
『このまま念の為病院に連れてく。
いいね?』
こんな時でも、酒向さんのことを考えて
しまう自分が、思っている以上にこの
短期間で依存していたことが分かった
だって‥‥無理だよ‥‥
あんな人‥多分、今後生きてても
現れないと思うから‥‥‥
お父さんに支えられ病院に着くと、
念の為そのまま1日入院することに
なった。



