拾いました。

その後、何とか『暑かったから脱いだだけ』という、強引すぎる話で押し通し、お父さんを鎮まらせた。

今は。四人で食卓を囲んで、朝ごはんの最中。

食事はいたってシンプルで。目玉焼き、大根の味噌汁、白米のみ。それでも、お母さんが作ってくれるご飯は最高に美味しい。


「まあ、理由はそうゆうことにしておいてやろう」


「う、うん(出来ることなら忘れて、お父さん)」

「だが、まだ学生なんだぞ。子どもなど出来たら承知しないからな! というかお父さん……っ、うわあああああお母さああああああん!!!!」


お母さんに、よしよしとなだめられるお父さん。飛び火し過ぎている話に、ついて行けない私たち。そして、ようやく理解した私は。


「は、はい?! お父さん、何てこと言ってるの?! それに! こ、子どもって!」


言ってる途中で、恥ずかしくなってしまい。

ぼふんっ

思考回路ショート。

くいくい

服の裾を引っ張られ、まだ赤い顔をそちらに向ける。


「華留、子どもってどうしたら出来るの……? 俺、子どもは授かるんだって聞いてたから……ねえ、華留教えて……?」


こ、この人はっ。たまに、知らなすぎる純粋な緋刻が憎らしくなる。だって、そんなこと。


「お、」

「『お』?」

「教えられるわけ、ないでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」


私の声は外まで響き、野良犬がびくっとしていた。