拾いました。

うわー!うわー!恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!! もう、女の子が何考えてるの! お母さんが『そんな風に育てた覚えありませんよ!』って言ってるじゃないの! (脳内で)うん、そうだねお母さん! ごめんよ、もう少しで男化するところだったよ。危ない危ない……。

ひゅいーい

さながら一人漫才をしているが如く、わたわたと忙しなく動き回っていた私。

不思議そうに見ている男の視線に、気付かなかったのは言うまでもない。


「……華留」

「うきゃあ?!」


いつの間にか、至近距離にあった男の顔。やましい(?)ことを考えていたのもあり、必要以上に驚いてしまう。


「華留、名前は……?」

「な、名前?」

「そう、名前。俺の名前、考えてくれてたんじゃないの……?」


良かったー!!!!!!

変なこと考えてたのは、ばれてなかったみたい。ばれてたら……、泣きます。


「何か……変なこと考えてたの? 顔、真っ赤……。そんな華留も可愛いけど…」


はい、ばれてましたね。


「うわあぁあああん!!!!」


びっく

男も。今度は本当に驚いたらしく、肩が跳ね上がっていた。誰か私を、とことは言わないので埋めてください。