絃士さんの自宅に帰ると、絃士さんは既に帰宅していた。
「ひかりさん、おかえりなさい。帰って来て居なかったので、ビックリしました。」
「すみません、先に帰ったのに。」
「今、連絡しようかと思ってたところだったんです。何かあったんですか?」
「それがぁ、、、」
わたしがさっきのことを話そうとすると、絃士さんが手に持っているスマホが鳴った。
どうやら、LINEがきたらしい。
「あ、颯からだ。」
そう言い、颯さんからのLINEを読んだ絃士さんはハハッと笑い、「そんなの分かってるつーの。」とスマホの画面に向かって言っていた。
わたしが不思議そうな表情をしていると、絃士さんは「今、颯と会っていたんですね。」と言った。
「はい。」
「もしかして、告白されました?」
「、、、はい。でも、お断りしました。わたしには、好きな人がいるのでって。」
わたしがそう言うと、絃士さんは「えっ?」と驚いた表情を浮かべた。
「わたし、、、絃士さんのことが好きになってしまいました。もう、恋愛なんてしないって、断言しておいて、、、」
「ひかりさん、、、」
「絃士さんのそばに居ると安心する自分に気付いたんです。だから、、、」
とわたしが話している途中で、絃士さんはわたしを抱きしめた。
「絃士さん、、、?」
「嬉しいです、、、ひかりさんが、僕を好きになってくれるなんて。」
そう言って、わたしを抱きしめる腕に力を込める絃士さん。
そして、「僕の秘書だけではなく、、、恋人にもなっていただけますか?」と言い、わたしは絃士さんの腕の中で「はい。」と頷いたのだった。



