絃士さんの自宅は、わたしの家から車で15分程の距離にあった。
見上げると首が痛くなる程のマンション。
いわゆるタワマンというやつだ。
「わぁ、、、凄いですね。」
「僕なんて大したことないですよ。僕が住んでるのは7階ですからね。」
階数によって家賃が違うとは聞いたことあったけど、それでもこんなとこに住めるなんて凄い、、、
ホテルのようなエントランスに、広いエレベーター。
7階に到着すると、まるでホテルの廊下のように広かった。
「僕の自宅は702号室です。」
そう言って、絃士さんは702号室のドアを鍵ではなく、カードキーで解錠する。
「どうぞ。」
「お邪魔します、、、。」
わたしは中に入って驚いた。
うわ、玄関の床、、、大理石?
長い廊下、、、何部屋あるんだろう。
絃士さんに続き廊下を歩くと、自動的に電気が点き、どうやらセンサー式らしい。
リビングに辿り着くと、大きな窓に何畳あるのか分からない程の広さのリビングにアイボリーの大きなソファーにフワフワのクッションが並べられており、さすが社長の家だなぁ、という感想しか思い浮かばなかった。



