一輪のバラード


「マル?嘘だよね、、、目開けて?帰って来たよ?ねぇ、マル、、、起きてよぉ、、、」

マルはまるで眠っているかのように、優しい顔でわたしの腕の中で次第に冷たくなってきた。

「マル、、、ごめんね、、、マル、マル、、、うぅっ、、、マルぅ、、、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!マルぅぅぅ、、、!!」

わたしは、マルを抱きしめながら泣き叫んだ。

マルはきっと寂しかったんだ。

だから、わたしの温もりを感じる、毎日一緒に寝ていたベッドでわたしを待っててくれたんだ。

ごめんね、マル、、、

絃士さんの言葉に甘えて、あのあとすぐに帰ってれば、動物病院に連れて行って、マルの命を繋ぎ止められたかもしれない。

もし、それが無理だったとしても、最期を看取ってあげることが出来たかもしれない。

わたしは、マルを1人で旅立たせてしまった、、、

マル、ごめんね、、、ごめんね、、、

寂しかったよね、、、マル、、、

「マル、大好きだよ、、、」

わたしはしばらく、マルを抱きしめたままベッドの上で泣き続けた。