わたしの最終出勤が終えると、芽衣子と桃華と共に居酒屋へ行き、送別会をしてもらった。
桃華は生ビールをジョッキで飲みまくり、「何でわたしじゃなくて、ひかりなのぉ?!光平さんにLINEしても"仕事が忙しい"って言うくせに、ひかりとはデートするし。何で?!何でわたしじゃないの?!わたしの方が可愛いのに!!!」と管を巻いては、生ビールを一気飲みしていた。
「桃華、最初から正直に33歳ですって言っとけば良かったのに。颯さんも樋井さんも桃華が28歳じゃなくて33歳だって分かってたよ?」
わたしがそう言うと、桃華は「え!何でバレたの?!」と驚いていた。
「共通の知人?だっけ?その人が桃華と同級生だって言ってたから、嘘ついてるって分かったんだって。」
「えー!あの山田の野郎!余計なこと言いやがって!」
「でもさ、年齢なんていつかバレるじゃない。なのに、何で嘘ついたの?」
芽衣子がそう訊くと、桃華は「年下の方が守ってあげたいって、思ってくれるかと思って、、、。」と口を尖らせて言った。
「じゃあ、バレた時、どうするつもりだったの?」
「光平さんなら優しいから、わたしを愛してたら許してくれるかなって思って!」
33歳にしては痛い桃華の発言に、芽衣子とわたしは顔を見合わせ苦笑いを浮かべた。
そして、時間はあっという間に過ぎ、わたしたちは20時に解散した。
「じゃあね、ひかり!たまには飲みに行こうね!」
「うん!今日はありがとね!」
そう言って、わたしたちは手を振り別れた。
明日からは1週間、マルとずっと一緒に居てあげられる。
わたしはタクシーを拾い、タクシーに乗り込むとマルが待つ自宅へと帰ったのだった。



