「桃華、おはよう。」
わたしがそう挨拶すると、桃華は不貞腐れたような表情で自分のデスクにつき、大きな溜め息をついた。
「桃華、光平さんとはどうだった?」
芽衣子がそう訊くと、桃華は口を尖らせ、「あのあと、タクシーの中で2軒目行きませんか?って誘ったんだけど、次の日、朝からオペがあるからってお断りされて、、、じゃあ、次いつなら会えますか?って訊いたら、時間があれば連絡しますねって、スルーされちゃった、、、。」と言った。
「桃華もダメだったのかぁ。」
「え、芽衣子も?!」
「うん、わたしも脈無し。」
すると、桃華の視線はわたしの方へ移ってきた。
「ひかりは?!どうだったの?!」
「え、わたしは、、、」
落ち込む2人に言いづらそうにするわたしの代わりに、芽衣子が「ひかりは良い感じだったみたいよ。アイネスの特別優待カード貰ったんだって。」と言った。
「え!何それ!ズルいー!」
特別優待カードに食い付いてくる桃華。
わたしは、「マルの物を買うのに、よく利用するって話したら、それを貰ったくらいだから。」と、大袈裟にならないように言った。
「LINEは?交換した?」
「まぁ、、、したけど。」
「LINEはきたの?」
「うん、わたしが寝たあとにLINEきてた。朝、返信送ったけど、それくらいだよ?」
わたしの話を聞き、芽衣子と桃華は「合コン成功したのひかりだけじゃーん!」とわたしを責めるように言ってきた。
わたしは、誘われたから渋々行っただけだったんだけどなぁ、、、



