素顔を隠す彼との恋。

「あれ、名雲くんいない…?」



そこにはお弁当箱も何もなく、いつもの廊下の風景が広がっていた。


どこ行ったんだろう。もしかして教室戻った?

でもそうだったら、すれ違うと思うんだけどなぁ…。



「丸山っ…!」


「あっ名雲く、ん?」



私が通ってきた道とは逆の方向を見ると、膝に手をついて、肩を上下させている名雲くんの姿が。



「もしかして何か用事あった!?ごめんね、片付けなんてさせちゃって…」


「ううん別にない。はい、これ」



と、名雲くんが渡してくれたのは私のお弁当箱と

……何か入った白いビニール袋?


なんだろう。


袋の中身を見てみるとそこには