「あの、照れるからそんな嗅がないでくれる…?」



そう言って恥ずかしそうにそっぽを向いている。

そんな名雲くんを見て、私の顔がぶわぁって熱を帯びた。


わわ、匂い嗅いでるのバレてた!?


今、顔見られたら真っ赤すぎて笑われちゃう…何か話さないと……!



「なんか、私の好きな匂いだったから、つい嗅いじゃって…っ」


「……」



絶対、話す内容間違えたぁぁ…!変態だと思われたよねっ!?



「ごめん!今のは忘れ、え…?」