ひとしきり泣いて、悠飛があたしの顔をタオルで拭いてくれた時には辺りはもう真っ暗になっていた。
「俺の汗まみれのタオルが今はあさひの涙と鼻水でぐちょぐちょだ(笑)」
「…ごめん…」
「汚いって突っ込めよ!
ってか、ちゃんと予備のキレイなタオルだから!!」
「…ありがと………………
……ぁ。部活、おつかれ…」
「うん。ありがと。…で?」
“で?”
当たり前だよね。
でも、
でも、ね?
「…ごめんね。悠飛、ごめんね。
言えないんだよ。あたしからは言えないの」
「俺の汗まみれのタオルが今はあさひの涙と鼻水でぐちょぐちょだ(笑)」
「…ごめん…」
「汚いって突っ込めよ!
ってか、ちゃんと予備のキレイなタオルだから!!」
「…ありがと………………
……ぁ。部活、おつかれ…」
「うん。ありがと。…で?」
“で?”
当たり前だよね。
でも、
でも、ね?
「…ごめんね。悠飛、ごめんね。
言えないんだよ。あたしからは言えないの」

