それって、理想の人物像だ。 「私は何?」 他で勝てるものって何だろう? 何か悔しい。 浩輔はそっと笑った。 「緋那は太陽だ」 「太陽?」 その言葉に頷く。 「周りを自然と和ませてくれる。そして、誰よりも勇敢で人情深い」 その通り。 緋那がいるだけで、自然と周りを和ませる。 「でも・・・。私は見た目は」 確かに姫様のような容姿。