この頃、沙羅が元気ない。


そう思うようになった緋那。


浩輔の態度は変わっていないけれども。


何か、おかしい・・・


「ねぇ。荻原さん。ちょっと良い?」


放課後、週直なので日誌を出そうとした。


そしたら、古部先生に呼ばれた。


古部先生というのは、保健の先生。


独身で、でも人気がある。


優しくて、頼りがいがある先生。