沙羅はいつものように、理科室に行った。 緋那のことだ。 こと細かく教えろ。 そう、先生に言われたのだ。 鼻歌でも歌いながら、理科室にきた。 中では、話し声が聞こえる。 何だろう? 少し、気になったが聞こえづらい。 数分待った。 一向に出て行く気がない。 一体、誰がいるんだ。 そう思い、扉の向こうをのぞいた。