「まぁ、父が医者だからな。」 すごーい。 「で、話戻すが。」 「あのとき助言したのは俺だ。そしてパリまで行ったのも俺だ」 そのときのことを思い出しているだろう。 少し、顔が歪んだ。 「・・・はっきり言って、緋那クンと怪しい関係とかないから」 話すのに、疲れたのか。 追い出すように言われた。 ひどっ! そのまま、教室へと戻った。