その手をそっと、繋いだ。 お互い赤く染まっている。 初々しい恋人だ。 そして、本屋に行ったりカフェでお茶したり。 毎日が楽しい。 速水クンと歩いていたら、ふと見知った顔が。 その人に声かけ様としたが・・・止めた。 いや。 見間違いだよな。 反射的にそう思った。 なぜなら、緋那がちゃらちゃらしている金髪の男性と腕を組んでいたからだ。 それに緋那の服装も違った。