女子高のなかのお嬢様。 そんな空気が漂っていた。 陶器のような白い肌。 真夜中のような黒瞳。 それを囲むけぶるような睫毛、 小さな紅唇。 昔のお姫様がそのまま出てきたような感じ。 「では今の印象は?」 「明るくて、活発で・・・」 第一印象と正反対の緋那だった。 「そうギャップがありすぎるって、ことですよね」