緋那がいるから、学校楽しいし。 速水クンがいるから、朝も楽しくなる。 辛いことだけではない。 「うん。幸せだよ。緋那も?」 緋那も幸せだよね。 「私は幸せではない。」 はっきりと言い放つ。 きれいな髪が風によってなびく。 その仕草だけでも絵になる緋那。 「沙羅は、昔は色々合ったと思うけれども。今は年下クンがいて幸せ」 何かを諭す様に言う緋那。