いつもより冷たい緋那。 「行きましょう。沙羅」 沙羅の腕を引っ張りながら、教室に入った。 「ねぇ。緋那。あの写真って事実なの?」 一生懸命たずねても、何も言わない。 「教えてっ!誤解なら、私がみんなに言うから」 緋那は止まった。 「沙羅。先生とは何も関係がない。それだけ」 なぜそんなに冷たいの。 「荻原さん」 学級委員長が尋ねた。 「何」