だって。誰が行っても悪夢を見ることになるんだから、ねぇ?
ルルシーに相談したら、ルルシーが行くって言い張るに決まってる。
俺だって悪夢を見ることになると分かってて、ルルシーを行かせたくはないもん。
それとも、三人でくじ引いて決めれば良かったのか?
「お前、今度勝手に危険なことに首突っ込んでみろ。二度と口利いてやらんからな!」
「えぇぇぇ!それは横暴ですよルルシー!大体俺達マフィアなんだから、危険なことに首突っ込まずにはやっていけませんよ!」
「うるせぇ!一人で行くなって言ってるんだ。『白亜の塔』だろうが、戦場のど真ん中だろうが、地獄だろうが、好きなところに行けば良いが、でも一人では行くな!どんな危ない場所でも俺がついていってやるから、一人では行くな。分かったな!?」
「ルルシー…」
あなた…なんてイケメン。
そうですね。ずっと前からそう言ってた。
これは、俺が悪かったな。本当に。
「分かりましたよ…。分かったから口は利いてください」
「…もう一人で危ない場所には行かないな?」
「行きません行きません。約束しますから」
「…よし。…それとルリシヤ!」
「うん?」
キッ、とルリシヤを睨むルルシー。
「お前今、『ルレイア先輩が一人で行けないなら、俺が行けば良いか』とか思ってただろ」
「凄いなルルシー先輩。テレパシーか?」
「ふざけんな。お前なら良いなんて、そんな話じゃねぇよ!」
まぁルリシヤはそういう人だよね。
だが激おこなルルシーは、許してはくれない。
「お前はな、しょっちゅう不法侵入はしでかすし、着実にルレイア二世になりつつあって危機感が半端じゃない上に、無駄なところで優秀な後輩だが!でも、いなくなられたら困るんだよ」
「そうか?」
「当たり前だろ馬鹿。お前は家族なんだから」
「…家族…」
俺も人のことは言えないが、ルリシヤもまた、家族なんて最も縁遠いものの一つだった。
だから家族と言われても、いまいちピンと来ないだろうが…。
「…分かった。悪かったよルルシー先輩」
「よし」
俺もルリシヤも、ちょっと反省だな。これは。
ルルシーに相談したら、ルルシーが行くって言い張るに決まってる。
俺だって悪夢を見ることになると分かってて、ルルシーを行かせたくはないもん。
それとも、三人でくじ引いて決めれば良かったのか?
「お前、今度勝手に危険なことに首突っ込んでみろ。二度と口利いてやらんからな!」
「えぇぇぇ!それは横暴ですよルルシー!大体俺達マフィアなんだから、危険なことに首突っ込まずにはやっていけませんよ!」
「うるせぇ!一人で行くなって言ってるんだ。『白亜の塔』だろうが、戦場のど真ん中だろうが、地獄だろうが、好きなところに行けば良いが、でも一人では行くな!どんな危ない場所でも俺がついていってやるから、一人では行くな。分かったな!?」
「ルルシー…」
あなた…なんてイケメン。
そうですね。ずっと前からそう言ってた。
これは、俺が悪かったな。本当に。
「分かりましたよ…。分かったから口は利いてください」
「…もう一人で危ない場所には行かないな?」
「行きません行きません。約束しますから」
「…よし。…それとルリシヤ!」
「うん?」
キッ、とルリシヤを睨むルルシー。
「お前今、『ルレイア先輩が一人で行けないなら、俺が行けば良いか』とか思ってただろ」
「凄いなルルシー先輩。テレパシーか?」
「ふざけんな。お前なら良いなんて、そんな話じゃねぇよ!」
まぁルリシヤはそういう人だよね。
だが激おこなルルシーは、許してはくれない。
「お前はな、しょっちゅう不法侵入はしでかすし、着実にルレイア二世になりつつあって危機感が半端じゃない上に、無駄なところで優秀な後輩だが!でも、いなくなられたら困るんだよ」
「そうか?」
「当たり前だろ馬鹿。お前は家族なんだから」
「…家族…」
俺も人のことは言えないが、ルリシヤもまた、家族なんて最も縁遠いものの一つだった。
だから家族と言われても、いまいちピンと来ないだろうが…。
「…分かった。悪かったよルルシー先輩」
「よし」
俺もルリシヤも、ちょっと反省だな。これは。


