The previous night of the world revolution4~I.D.~

「ちょくちょくお義姉さんのところに通ってたのは、このマフラーの編み方を教えてもらう為だったそうで」

「そ、そうか」

「もんっ…のすごく可愛かったんですよ!俺が喜んでたら、照れ臭かったのか、『別にあなたの為に編んだ訳じゃありません。それはただの練習台です。本命は自分用に作るんです』とか言って、誤魔化したりして。あっ、そうだ!水族館では嫁がピラルクのぬいぐるみを欲しがってたんで、買ってあげたら、嬉しそうに抱っこしてて。それがまた何とも言えず可愛くて…」

…やべぇ。

また始まっちまった。

何でピラルク?

「うちの嫁は世界一可愛いんですよ。もう物凄く可愛いんです!とっても!超可愛いんですよ!」

…語彙力がだいぶ怪しいが、とにかく可愛いのは分かった。

「分かる~!俺もルルシー世界一可愛いので」

こいつは放っておこう。

とにかくルヴィアが元気になったのは良かった。

良かったけど。

「それとですね、嫁がスイーツビュッフェのお土産に、ケーキを買ってきてくれてて。水族館から帰って、それを一緒に食べたんですよ。ショートケーキの苺をあげたら、凄く可愛い顔で食べてて。もう可愛過ぎて悶死するかと…」

「分かる~!分かりますよ。俺もルリシヤが定期供給してくれるルルシーの寝顔コレクション観てたら、可愛過ぎて涎止まりませんから」

「あっ、それと他にも…」

「あとルルシーの幻のメイド服画像が…」

…あのさ。

話盛り上がってるようで、全然噛み合ってないの分かってる?

あと、ルリシヤは本当に何とかしよう。

こうなってしまえば、もう二人を止める術はない。

「…はぁ…」

微笑ましいやり取りなのかもしれないけどさ…。

…いつ終わるの?これ。
























END