とりあえず、水族館に併設されていたレストランにルヴィアを連れていき、三人で一緒に昼食を摂った。
するとルヴィアは、ポツポツと語り始めた。
「最近、しょっちゅうお義姉さんと会ってるみたいなんです。一緒にランチしたり、シェルドニア料理を教わったり…」
「そうか…」
「昨日は、シェルドニアから取り寄せたというミミズペーストのパスタを出されました。美味しかったです」
「…そうか」
お前食べたのか。あのミミズペースト。
食べると意外に美味しいんだよな。
セミはさすがに食べれなかったが。
「他にも、休みの日に一緒に買い物に行ったり、カフェでお喋りしてるみたいで…」
「でしょうね。華弦さん、あれで結構シスコン拗らせてるみたいですし」
魚介の冷製パスタをもぐもぐと食べながら、ルレイアがそう言った。
今更だけど、お前、水族館で魚介類を食べるのはやめろ。
いたたまれない気分になるだろ。
メニューにあるんだから仕方ないけど。
「シスコン…なのか?華弦は…」
「だって雑談の八割が妹の話ですよ、あの人」
予想以上に重症だった。
「妹とお出掛けするのがすご~く楽しいんですって。時間が出来たら、妹と旅行に行きたいんですって。これはもうルヴィアさんが捨てられるのは時間の問題ですね」
「…やめてやれ」
ルヴィアがまた落ち込んでるじゃないか。
余計なことまで言うんじゃない。
しかし、あの華弦がなぁ…。
今まで復讐ばかり考えて、心に余裕がなかったぶん、妹との再会で気持ちが緩んだと言うか…反動が来てるのかもしれない。
で、妹…ルヴィア嫁の方も、まんざらではないんだろうな。
何せ、天涯孤独だと思っていたところに、突如生き別れの姉が現れたのだ。
他の家族が無惨に殺されたのを見ているだけに、姉一人だけでも生き残っていたのが、相当嬉しかったのだろう。
そして、今まで離れ離れになっていたぶんを取り戻すように、二人の時間を楽しんでいるのだろう。
ルヴィアだって、その気持ちは分かっている。
それだけに、自分が置き去りにされるのが寂しくて仕方ないのだ。
…誰も悪くないだけに、ルヴィアが気の毒で気の毒で。
するとルヴィアは、ポツポツと語り始めた。
「最近、しょっちゅうお義姉さんと会ってるみたいなんです。一緒にランチしたり、シェルドニア料理を教わったり…」
「そうか…」
「昨日は、シェルドニアから取り寄せたというミミズペーストのパスタを出されました。美味しかったです」
「…そうか」
お前食べたのか。あのミミズペースト。
食べると意外に美味しいんだよな。
セミはさすがに食べれなかったが。
「他にも、休みの日に一緒に買い物に行ったり、カフェでお喋りしてるみたいで…」
「でしょうね。華弦さん、あれで結構シスコン拗らせてるみたいですし」
魚介の冷製パスタをもぐもぐと食べながら、ルレイアがそう言った。
今更だけど、お前、水族館で魚介類を食べるのはやめろ。
いたたまれない気分になるだろ。
メニューにあるんだから仕方ないけど。
「シスコン…なのか?華弦は…」
「だって雑談の八割が妹の話ですよ、あの人」
予想以上に重症だった。
「妹とお出掛けするのがすご~く楽しいんですって。時間が出来たら、妹と旅行に行きたいんですって。これはもうルヴィアさんが捨てられるのは時間の問題ですね」
「…やめてやれ」
ルヴィアがまた落ち込んでるじゃないか。
余計なことまで言うんじゃない。
しかし、あの華弦がなぁ…。
今まで復讐ばかり考えて、心に余裕がなかったぶん、妹との再会で気持ちが緩んだと言うか…反動が来てるのかもしれない。
で、妹…ルヴィア嫁の方も、まんざらではないんだろうな。
何せ、天涯孤独だと思っていたところに、突如生き別れの姉が現れたのだ。
他の家族が無惨に殺されたのを見ているだけに、姉一人だけでも生き残っていたのが、相当嬉しかったのだろう。
そして、今まで離れ離れになっていたぶんを取り戻すように、二人の時間を楽しんでいるのだろう。
ルヴィアだって、その気持ちは分かっている。
それだけに、自分が置き去りにされるのが寂しくて仕方ないのだ。
…誰も悪くないだけに、ルヴィアが気の毒で気の毒で。


