「ルルシー朝ですよ~!グッモーニン!素敵な水族館日和ですね~」
「…」
…なんか、うるせぇ。
昼間うるせぇんだから、夢の中でくらいは静かに過ごしたいってのに。
あいつ、夢の中にまで出てくるのかよ…。本当悪魔だな…。
頭の隅っこでそんなことを考えながら、俺は眠気に身を任せて微睡みを揺蕩っていた。
…の、だが。
「…あら、起きないつもりですねルルシー…。なら仕方ない」
部屋の中のフェロモン指数が、一気に急上昇した。
「…睡姦ってのも楽しそうですねぇ、うふふ」
「はぁぁぁっ!?」
身の危険を感じて、俺は飛び起きた。
「…あら。おはようございますルルシー 」
「る、ルレイア…」
夢の中かと思ったら、現実だ。
現実に、目の前にルレイアがいる。
ここ俺の家だぞ。何でいるんだこいつは。
「…もう少し寝ててくれても良かったんだけどなぁ…」
なんか呟いてる。
お前、何を考えてるんだ。
俺は何をされるところだったんだ。
物凄いピンチを回避したような気がするぞ。
「…お前、何しに来たんだ」
俺は毛布を蹴り飛ばして、上半身を起こした。
みっともない寝間着姿だが、ルレイア相手なら気にすることはない。
ルレイアも全く気にしていない。
「ルルシーにデートのお誘いをしようかと思って」
「…」
…デートね。
あのな、もうお前が何をしても驚く俺じゃないし、デートの誘いくらいは可愛いもんだと思ってるよ。
でも。
「…せめてメールで誘おうとは思わないのか?」
何で直接家に来るんだよ。
メールで事足りるだろうが。何でいちいち突撃してくるんだ。
「え?そんなのルルシーの寝顔を見たかったからに決まってるじゃないですか」
大変潔くて宜しい。
もう諦めました。
溜め息をついて、俺は立ち上がった。
「…朝飯、パンで良い?」
「え。ルルシー作ってくれるんですか」
「一人分作るのも二人分作るのも、大して変わらないからな」
「わぁい。ルルシー優しい」
ルレイア相手に、餌付けなんてアホらしいと思うかもしれないが。
これが割と効くのだ。俺に対しては素直だからな、こいつは。
「…」
…なんか、うるせぇ。
昼間うるせぇんだから、夢の中でくらいは静かに過ごしたいってのに。
あいつ、夢の中にまで出てくるのかよ…。本当悪魔だな…。
頭の隅っこでそんなことを考えながら、俺は眠気に身を任せて微睡みを揺蕩っていた。
…の、だが。
「…あら、起きないつもりですねルルシー…。なら仕方ない」
部屋の中のフェロモン指数が、一気に急上昇した。
「…睡姦ってのも楽しそうですねぇ、うふふ」
「はぁぁぁっ!?」
身の危険を感じて、俺は飛び起きた。
「…あら。おはようございますルルシー 」
「る、ルレイア…」
夢の中かと思ったら、現実だ。
現実に、目の前にルレイアがいる。
ここ俺の家だぞ。何でいるんだこいつは。
「…もう少し寝ててくれても良かったんだけどなぁ…」
なんか呟いてる。
お前、何を考えてるんだ。
俺は何をされるところだったんだ。
物凄いピンチを回避したような気がするぞ。
「…お前、何しに来たんだ」
俺は毛布を蹴り飛ばして、上半身を起こした。
みっともない寝間着姿だが、ルレイア相手なら気にすることはない。
ルレイアも全く気にしていない。
「ルルシーにデートのお誘いをしようかと思って」
「…」
…デートね。
あのな、もうお前が何をしても驚く俺じゃないし、デートの誘いくらいは可愛いもんだと思ってるよ。
でも。
「…せめてメールで誘おうとは思わないのか?」
何で直接家に来るんだよ。
メールで事足りるだろうが。何でいちいち突撃してくるんだ。
「え?そんなのルルシーの寝顔を見たかったからに決まってるじゃないですか」
大変潔くて宜しい。
もう諦めました。
溜め息をついて、俺は立ち上がった。
「…朝飯、パンで良い?」
「え。ルルシー作ってくれるんですか」
「一人分作るのも二人分作るのも、大して変わらないからな」
「わぁい。ルルシー優しい」
ルレイア相手に、餌付けなんてアホらしいと思うかもしれないが。
これが割と効くのだ。俺に対しては素直だからな、こいつは。


