The previous night of the world revolution4~I.D.~

…で、二時間後。

俺はアシュトーリアさんに、直々に頭を下げた。

済みません。やっぱりルレイアにあんなことはさせられないです、と。

代わりに俺が何でもやるので…と、必死に謝ったところ。

アシュトーリアさんは少しも怒ることなく、そうよね、夫が自分以外の男に口説かれるのは嫌よね、ごめんなさい私の配慮が足りなかったわ、と逆に謝られた。

別に夫じゃないけど。

リファロとの契約は、恋人営業ではなく、アイズレンシアがテーブルについて時間をかけて交渉するとのこと。

アイズにも頭が上がらない。

そして、俺とルレイアがその後どうなったのかと言うと。