「はぁ…はぁ…」
観測史上最速か、というくらいの速さで本部に到着した俺は、急いでエントランスに駆け込んだ。
ルレイア、無事でいてく、
「…あら、ルルシー。随分早かったのね」
「…へ?」
エントランスに入るなり、飛び込んできた巨大な「それ」に、俺は目を見張った。
…何なんだ、これは。
そして、この呑気な顔をしたアシュトーリアさん。
いつも俺達にお茶とお菓子を振る舞うときのような、穏やかそのものの表情である。
殺意が滲まんばかりに険しい顔をしている訳ではないのだから、それは良かったのだが…。
更に。
「しかし、凄いな。ルレイア先輩のオーナメント、全部黒じゃないか」
「うっふふ~。特注ですよ特注。良いでしょう?」
「さすがルレイア。格好良い…!」
…ルレイア、いた。
めちゃくちゃ無事。全然大丈夫そう。
ルリシヤもシュノも無事だ。
じゃあアイズレンシアか。それともアリューシャ、
「アイ公!アリューシャ、てっぺんの星やる。てっぺんの星アリューシャが飾るからな!」
「はいはい、脚立持ってきたからね。最後に飾ろうね」
「やったぜ!」
…アイズとアリューシャも元気じゃん。
むしろアリューシャなんて元気過ぎてうるさいくらい。
何なんだ、この状況。
分からない。分かりたいけど分からない。分かりたくない。
「あ、アシュトーリアさん…。これは…一体何なんですか…」
「あら、見ての通りよ?クリスマスツリー」
…クリスマスツリー。
…だよね。俺の認識が間違ってなかったら…俺の目の前にある、この巨大な物体は…クリスマスツリーだ。
…何で本部のエントランスに、こんなものが置いてあるんだ?
数時間前までなかったじゃん。
「つい二時間ほど前に届いてね、折角だから皆で飾り付けしようと思って、ルルシーも呼んだのよ」
うふふ、と朗らかに笑うアシュトーリアさん。
…と言うことは、別に敵組織に奇襲されたとか、傘下組織が襲撃されたとか、そういうことじゃないんだな?
単に、クリスマスツリーを皆で飾り付けたいから、すぐに来い、と呼びつけたと。
…なんっ…だ、それ…。
俺は、思いっきり脱力した。
観測史上最速か、というくらいの速さで本部に到着した俺は、急いでエントランスに駆け込んだ。
ルレイア、無事でいてく、
「…あら、ルルシー。随分早かったのね」
「…へ?」
エントランスに入るなり、飛び込んできた巨大な「それ」に、俺は目を見張った。
…何なんだ、これは。
そして、この呑気な顔をしたアシュトーリアさん。
いつも俺達にお茶とお菓子を振る舞うときのような、穏やかそのものの表情である。
殺意が滲まんばかりに険しい顔をしている訳ではないのだから、それは良かったのだが…。
更に。
「しかし、凄いな。ルレイア先輩のオーナメント、全部黒じゃないか」
「うっふふ~。特注ですよ特注。良いでしょう?」
「さすがルレイア。格好良い…!」
…ルレイア、いた。
めちゃくちゃ無事。全然大丈夫そう。
ルリシヤもシュノも無事だ。
じゃあアイズレンシアか。それともアリューシャ、
「アイ公!アリューシャ、てっぺんの星やる。てっぺんの星アリューシャが飾るからな!」
「はいはい、脚立持ってきたからね。最後に飾ろうね」
「やったぜ!」
…アイズとアリューシャも元気じゃん。
むしろアリューシャなんて元気過ぎてうるさいくらい。
何なんだ、この状況。
分からない。分かりたいけど分からない。分かりたくない。
「あ、アシュトーリアさん…。これは…一体何なんですか…」
「あら、見ての通りよ?クリスマスツリー」
…クリスマスツリー。
…だよね。俺の認識が間違ってなかったら…俺の目の前にある、この巨大な物体は…クリスマスツリーだ。
…何で本部のエントランスに、こんなものが置いてあるんだ?
数時間前までなかったじゃん。
「つい二時間ほど前に届いてね、折角だから皆で飾り付けしようと思って、ルルシーも呼んだのよ」
うふふ、と朗らかに笑うアシュトーリアさん。
…と言うことは、別に敵組織に奇襲されたとか、傘下組織が襲撃されたとか、そういうことじゃないんだな?
単に、クリスマスツリーを皆で飾り付けたいから、すぐに来い、と呼びつけたと。
…なんっ…だ、それ…。
俺は、思いっきり脱力した。


