The previous night of the world revolution4~I.D.~

その日の夜。

「…うーん…」

俺はパソコンを前に、頭を悩ませていた。

通販サイトを開いて、クリスマスプレゼント、定番、と検索してみたのだが。

むしろ色々あり過ぎて、どれにすれば良いのか悩む。

値段にも結構幅があるんだよな…。

大体どのくらいが相場、

「…ん?」

いきなり携帯が鳴り出して、俺はマウスを動かす手を止めた。

誰だ?こんな時間に。

ルレイアかと思ったが、メールの送り主は意外な人物だった。

「えっ…アシュトーリアさん?」

俺の上司にして、『青薔薇連合会』の首領である、アシュトーリアさんからのメールだった。

一体何事かと、俺は急いでメールを開いた。

メールの文章は、とても短く簡潔なものだった。

『今すぐ、本部に来て頂戴』

これだけだ。

俺は一瞬にして背中が冷たくなった。

一体何事だ。アイズを通してではなく、アシュトーリアさんから直々に、今すぐ本部に来てくれ、とは。

敵組織の奇襲を受けたとか?それとも、他国から介入を受けたか?

もしかしたら…ルレイアの身に何かが…。

その考えに至った途端、俺は弾かれたように立ち上がった。

パソコンをシャットダウンするのも忘れて、俺は上着をひっ掴むなり、急いで外に飛び出した。