…全て、俺が撒いた種だと言うのか。
俺が苦しめた、傷つけた人達の報復なのか。
これは、俺が受けるべき報いだと言うのか。
だから俺は逃げることも出来ず、許されず…彼らに責められ、罪を悔いなければならないのか。
誰の助けを求めることも許されずに…。
「…違う…」
助けはある。救いはちゃんとある。
俺は覚えている。この場所は俺にとって地獄であり…そして、救いの場でもあることを。
そうだ。ここは俺の救世主と出会った場所。
偽者のアシミムじゃない。
俺は、俺の救世主が誰なのか知ってる。
己の魂に、刻み込んだのだから。
「…あなた達なんて怖くない。…俺には、ルルシーがいるんですから」
この地獄にも、救いがあるのだと知ってる。
心配要らない。ルルシーが助けてくれる。ルルシーが、何度でも俺を…。
「…何がルルシーだ。何が、お前の救世主だ」
「…あ?」
足元に、生首がころん、と落ちていた。
その生首が、血走った目で俺を睨んでいた。
俺の鎌で取られたミレド王の生首だった。
違う。お前を殺したのはアシミムだ。
そう言ってやれば良かった。
でも、言えなかった。
だって。
「お前は、奴の人生を縛り付けているだけじゃないか…!お前の身勝手な欲望の為に!」
「…」
この夢は、俺が勝手に作り出した幻。
つまり、俺が心の底で、頭の隅っこで思っていること。
それが夢となって、俺の前に現れている。
なら、俺自身分かってるってことじゃないか。
自分が、ルルシーを縛り付けているのだと。
俺は確かに、ルルシーに救われた。ルルシーと出会って、この上なく幸せだった。
俺が苦しめた、傷つけた人達の報復なのか。
これは、俺が受けるべき報いだと言うのか。
だから俺は逃げることも出来ず、許されず…彼らに責められ、罪を悔いなければならないのか。
誰の助けを求めることも許されずに…。
「…違う…」
助けはある。救いはちゃんとある。
俺は覚えている。この場所は俺にとって地獄であり…そして、救いの場でもあることを。
そうだ。ここは俺の救世主と出会った場所。
偽者のアシミムじゃない。
俺は、俺の救世主が誰なのか知ってる。
己の魂に、刻み込んだのだから。
「…あなた達なんて怖くない。…俺には、ルルシーがいるんですから」
この地獄にも、救いがあるのだと知ってる。
心配要らない。ルルシーが助けてくれる。ルルシーが、何度でも俺を…。
「…何がルルシーだ。何が、お前の救世主だ」
「…あ?」
足元に、生首がころん、と落ちていた。
その生首が、血走った目で俺を睨んでいた。
俺の鎌で取られたミレド王の生首だった。
違う。お前を殺したのはアシミムだ。
そう言ってやれば良かった。
でも、言えなかった。
だって。
「お前は、奴の人生を縛り付けているだけじゃないか…!お前の身勝手な欲望の為に!」
「…」
この夢は、俺が勝手に作り出した幻。
つまり、俺が心の底で、頭の隅っこで思っていること。
それが夢となって、俺の前に現れている。
なら、俺自身分かってるってことじゃないか。
自分が、ルルシーを縛り付けているのだと。
俺は確かに、ルルシーに救われた。ルルシーと出会って、この上なく幸せだった。


